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2013/07/29 のニュース

【税理士事務所のダントツ通信H25.8月号】

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いつもお世話になります。2013年上半期ベストセラーの第2位は、インタビューの名手で知られる阿川佐和子さんの『聞く力 心をひらく35のヒント』でした。ビジネスの世界では「傾聴のスキル」と呼ばれるほど「聞く」ことは難しいものです。阿川さんいわく、聞き上手の基本は相手への気遣いや誠意だそうです。

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枝豆くん

知っとこ税務のまめ知識

【日本以外の国はどうなってるの?】

法人税において交際費は原則、損金不算入となります。ただし特例により資本金1億円以下の中小法人については、一定額まで損金に算入することができます。そして今回、平成25年度の税制改正で、中小法人に関する損金算入の定額控除限度額が600万円から800万円に引き上げられ、定額控除限度額までの金額の損金不算入措置が廃止されました。少し話は変わりますが、交際費課税の制度が創設されたのは昭和29年でした。当時は設備投資による内需拡大で好況が続いていた時代で、会社の役員や従業員の給与が交際費の形で支給されたり、私的な接待などが会社の交際費として使われることがあったようです。交際費課税の制度は、これらを抑制して企業の資本蓄積を促進するために創設されました。

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さて、日本では原則、損金不算入の交際費ですが、他の国ではどのようになっているのでしょうか。そこで各国における交際費の取扱いを簡単に見てみましょう。まずイギリスでは全額損金不算入となっています。逆にフランスでは全額損金算入することができます。アメリカとドイツは以前は全額損金算入することができたようですが、現在は取扱いが厳しくなりアメリカは50%、ドイツは30%が損金不算入となっています。なお、これらの取扱いはいずれの国も原則としてで、その他にいくつかの要件があります。

意地を張れば厄介事が増して結果的に損をします。素直さが幸運を運んでくれると心得て日々過ごしましょう!

短時間でも一人で過ごす時間を作って気持ちの切り替えを!ラッキーアイテムは観葉植物とアクセサリーです。

他人の価値感も受け入れて参考にすると吉。急な予定変更に慌てないためにも臨機応変な対応能力が必要です。

目上との関係が吉凶を分ける運勢です。上司や先輩から「学ばせていただく」という謙虚な姿勢が吉運の鍵に!

【今月の教えてキーワード:モラル・ハザード】

元々は保険関係の用語で、危険回避のための手段や危険発生時の補償の仕組みが整備されることで、逆に人の注意が散漫になり、事故や危険の発生率が高まってしまうことを指す。自動車保険に加入したことに安心して危険な運転をしたり、公的資金の投入をあてにした経営者が慎重さを欠いた経営を行なうといった例があげられる。なお、「モラル」を「倫理」と捉えてモラル・ハザードを「倫理の崩壊」の意味で使うのは誤用である。

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 【先人の商売魂に学べ!】

全世界で2000万部以上を売り上げ、いまだに売れ続けている成功哲学の名著『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)に「Win-Win(ウィン・ウィン)」という言葉が出てきます。
「Win」とは「勝つ」という意味で、Win-Winとはすなわち、自分も勝ち、相手も勝つことです。関係する両者ともにメリットがある状態を「Win-Winの関係」だとして、例えばビジネスならいい競争をすることで両者が儲かり、お客様が喜んでくれれば会社も儲かり、地域社会が活性化すれば近所の店がみんな儲かるといった考え方です。

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『7つの習慣』が大ヒットしたことで世界的に一躍脚光を浴びた「Win-Win」ですが、考えてみれば昔の日本人は「Win-Win」を商売の信条にしていました。大坂商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人のひとつ、近江商人の心得に「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」があります。売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足して、さらには商いを通じて地域社会の発展に貢献する。売り手・買い手・世間(地域社会)の三方に良い商売こそまっとうな商売だという考え方は、まさに「Win-Win」でしょう。江戸から明治にかけて、近江商人は「三方よし」で信用を得て日本各地で活躍したのです。
もうひとつ、これまた近年注目されている言葉に「ホスピタリティ」があります。「思いやり」とか「心からのおもてなし」などと訳され、外資系ホテルのリッツ・カールトンやディズニーランドのサービスは「ホスピタリティにあふれている」と賞賛されますが、「おもてなしの心」は日本人のお家芸だったはずです。
「せっかくだからもっと喜んでもらいたい」「そのためには何ができるだろう」。こうした細やかな気遣いや配慮の精神は、私たちの心や体の中に脈々と受け継がれているのです。
スマートな外来語に踊らされず、ここでもう一度、「古き良き商売魂」を再認識しておこうではありませんか。先人たちに学び直すことはたくさんありそうです。

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オーストリアの作家であるロベルト・ユンクの言葉。今日の行動が明日の成果に必ずつながる。「明日から」という目標設定はやめて、「今日から」すぐにはじめよう。

【仕事は楽しいかね?】
「試してみることに失敗はない」「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」など、目からウロコ の教えがいっぱい詰まっています。img_04.jpg

経営者や幹部社員はもちろん、主婦や学生など幅広い層からも「人生の指南書」として支持されています。

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