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2018/12/01 のニュース

【税理士事務所のダントツ通信H30.12月号】

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毎年のことながら、クリスマスが過ぎれば慌ただしくお正月の準備をする和洋折衷の師走です。けれどいつもと違うのは平成最後の年末だということ。「激動の昭和」から平成に改元して30年。日本が大きな節目を迎えていることは間違いなさそうですが、個人としてはいつでも一日一日を大切にしていきたいものですね。

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枝豆くん

知っとこ税務のまめ知識

【贈与税や相続税が一切かからない!?】

中小企業の経営者の高齢化が急速に進む中、円滑な代替わりを促すため10年間の特例措置として「事業承継税制」が拡充されました。

bg_under.jpg現行制度では非上場の自社株式を後継者が引き継いだ際に発生する贈与税や相続税が、その後継者や相続人には大きな負担となっていました。そこでその問題を解決し、できるだけスムーズな事業承継を後押しするために、一定の要件のもとで贈与税や相続税の納税が猶予される制度が、2018年度の税制改正によって大きく変わりました。中でも重要なポイントは2つあります。

1つ目は、2023年3月31日までに「特例承継計画」を都道府県庁に提出すると2027年12月31日までに限り、自社株式の贈与や相続の際にかかる贈与税と相続税が一切かからない仕組みになったことです。

2つ目は、雇用の要件が実質的に撤廃されたことです。改正前の制度では納税を猶予されても5年間平均で雇用者数の8割を維持することが義務付けられていました。それができなければ猶予された贈与税と相続税の全額を納付しなければなりませんでした。しかし、今回の改正により実質的にこの要件が撤廃され、リスクが大幅に軽減されたのです。わずか10年という限られた期間ですが、中小企業の経営者にとっては事業承継について考える絶好のタイミングではないでしょうか。

堅実に取り組む姿勢が認められて躍進できる運勢。雑用も大切な業務と思って労を惜しまずこなすとさらに吉!

公私の切り替えがポイント。悔しい思いをしないためにも浮かれ気分で過ごすことなく気を引き締めましょう。

社交運がアップしているため人と関わるのに良い月です。職場の仲間への気配りができればさらに吉運アップ!

リーダーシップを発揮しチーム戦で挑めば事は順調に進展します。どんなときも慌てず、内面の充実に注力を。

【今月の教えてキーワード:ESG投資】

Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)に配慮している企業を選別して投資すること。地球温暖化、生物多様性の保護、人権や地域貢献、法令遵守、情報開示などへの取り組みを重視する。企業の長期的な成長のためにはESGの観点が必要という概念が世界的に広まりつつあり、取り組みが不十分とみなされれば資金を引き揚げる動きもある。東京五輪を前に世界の投資家は日本企業にも厳しい目を向けている。

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 【「外れる」勇気】

四季折々で表情を変える美しい自然の風景は、日本の魅力として世界に広く知られています。けれどこの夏は、アフリカから来た観光客に「日本のほうが暑い!」と言わせるほどの猛暑でした。天候でも植物の生育でも生き物の生態でも「季節外れ」という言葉が「異常」の代名詞にもなっている現代ですが、昔の日本には季節外れを受け入れる風流がありました。

bg_under.jpg例えば、俳句の季語では時節を過ぎて鳴く虫の音を「忘れ音」といいます。時節が過ぎ去ってから咲く花は「忘れ花」。返り咲きした花は「返り花」。春半ばの降りじまいの雪は「雪の果」「忘れ雪」「別れ雪」「涅槃雪(ねはんゆき)」など情緒たっぷりに表現されます。歌人にとっての季節外れは異常ではなく、風情や個性なのでしょう。

「外れる」という言葉には「予測や期待と違う結果になる」「通常の基準に合わなくなる」「一定の枠や基準を超える」という意味もあります。「一億総中流社会」に象徴された昭和から「多様化」の平成になり、多様化という言葉さえすでに古いと感じるくらい価値観が枝分かれして複雑になりました。凝り固まった価値観やルールからの脱却を「さよなら、おっさん」と表現した広告が賛否両論を呼んだのは記憶に新しいところ。「個」の時代がますます加速していくと言われる今、外れること自体が価値を創造していくようにも感じます。

しかし、長年商売をしていると、変化を求めながらも外れることを避けようとするのはよくあることです。 口では「変わりたい」と言いながら、実は今に甘んじていたいという気持ちは、ごく一般的な心理でしょう。それでも私たちは、外れた事象を受け入れる遺伝子を受け継いでいます。しかも「激動の昭和」と「多様性の平成」の両方を経験している世代は、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知るバランス感覚も持ち合わせているのではないかと思います。人によっては3つの年号をまたいで商売をしていく人もいるでしょう。過去にとらわれず「外れる」勇気を持って新しい時代に望みたいものですね。

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アメリカの女性ソウル歌手であるアレサ・フランクリンの言葉。無理をしていい人を演じると本当の自分を見失うこともある。ありのままの自分を伝えていこう。

【13・67】

香港を舞台にしたミステリーです。img_04.jpgタイトルのように2013年から1967年まで時代をさかのぼる構成で、伝説の警察官クワンの半生を描いています。アイドル殺害事件や爆弾テロなど、香港映画を見た気分になる手に汗を握る一冊です。

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