季語に「豆腐」はありませんが「新豆腐」となれば秋の季語。今年とれた新しい大豆で作った豆腐のことで、新そばや新酒と同じくその年の収穫を寿(ことほ)ぐ気持ちが込められいます。新豆腐の味...
風がそよとも吹かない炎暑の中、わさわさした草むらの葉温は気温より5度以上も高くなるそうです。しかも葉っぱからの蒸散作用で湿度も上がれば、草むらは蒸し風呂状態。これを「草いきれ」とい...
発明家のエジソンは生涯で2回結婚しました。最初の妻に先立たれたあと、39歳のときに18歳年下のマイナ・ミラーと再婚。年の差を気にして気乗りしなかったマイナさんのハートを射止めたのは、手...
国語学者の金田一先生によれば、新しい辞書が発売されたとき、ライバル会社が真っ先に調べるのは「間」という言葉。なぜなら簡単な言葉ほど説明が難しいからだそうです。昨今は「伝える」スキル...
2月から日本列島を北上する桜前線が最後に到達する地は北海道の根室市。その中でも「桜の開花が日本で一番遅い場所」として知られているのが清隆寺です。桜といえばソメイヨシノが有名ですが、...
水族館でサメと他の魚が一緒に泳いでいる光景を見て「なぜサメは食べないの?」と思ったことはありませんか。人間にとっての「食」は娯楽や楽しみでもありますが、生き物にとっては空腹を満たす...
3月半ば過ぎに降る雪を「雪の果(はて)」といいます。別名、名残の雪、忘れ雪などと呼ばれる降りじまいの雪のことです。溶けかけのシャーベットのようなみぞれまじりの雪は、降るそばからはか...
「一月は往(い)ぬる、二月は逃げる、三月は去る」といわれます。新春から年度替わりまでの慌ただしさを言い習わしたものですが、今年もすでに1カ月以上が過ぎようとしていることを思えば言い...
子(ねずみ)年の2020年もあとわずかとなりました。害獣のイメージが強いネズミですが、環境に適応する能力が高く、また学習能力も高いという特徴があります。世の中が大きく変化していく中...
水菜によく似た壬生菜(みぶな)は京野菜を代表する葉物であり、冬が旬です。風情ある名は、壬生寺の近くで栽培が始まったことに由来するそうです。壬生菜の浅漬けにちょっとしょうゆを落として...