2月から日本列島を北上する桜前線が最後に到達する地は北海道の根室市。その中でも「桜の開花が日本で一番遅い場所」として知られているのが清隆寺です。桜といえばソメイヨシノが有名ですが、...
水族館でサメと他の魚が一緒に泳いでいる光景を見て「なぜサメは食べないの?」と思ったことはありませんか。人間にとっての「食」は娯楽や楽しみでもありますが、生き物にとっては空腹を満たす...
3月半ば過ぎに降る雪を「雪の果(はて)」といいます。別名、名残の雪、忘れ雪などと呼ばれる降りじまいの雪のことです。溶けかけのシャーベットのようなみぞれまじりの雪は、降るそばからはか...
「一月は往(い)ぬる、二月は逃げる、三月は去る」といわれます。新春から年度替わりまでの慌ただしさを言い習わしたものですが、今年もすでに1カ月以上が過ぎようとしていることを思えば言い...
子(ねずみ)年の2020年もあとわずかとなりました。害獣のイメージが強いネズミですが、環境に適応する能力が高く、また学習能力も高いという特徴があります。世の中が大きく変化していく中...
水菜によく似た壬生菜(みぶな)は京野菜を代表する葉物であり、冬が旬です。風情ある名は、壬生寺の近くで栽培が始まったことに由来するそうです。壬生菜の浅漬けにちょっとしょうゆを落として...
脳は、理解なしの丸暗記や感動なしの丸暗記が苦手だそうです。記憶力は年齢と共に低下しますが、感動を込めて覚えることが記憶力を高めるコツのような気もします。「感動は脳を若返らせる」とい...
月や年の末日を「尽日(じんじつ)」といい、季語では「尽」で表します。「九月尽」とは陰暦9月の末日のことで、今の暦でいえば11月初旬。つまり秋が終わる日のことです。季語の「尽」には本...
8月6日は「夏の節分」。節分は本来「季節を分ける日」という意味で立夏・立秋・立冬・立春の前日が、それぞれ春の節分・夏の節分・秋の節分・冬の節分と呼ばれていました。毎日「暑い」の一辺...
昼間の暑さが激しいほど、闇に灯る明かりが涼しさを感じさせる。こんな様子を「灯涼(ひすず)し」といいます。うだるような暑さの一日が終わる頃、夕暮れとともに空気が少しずつ冷めてぽつりぽ...